苦しみの原因は外側にはない

ほとんどの人は、嫌な出来事があったから辛く苦しい思いをしたのだと。その逆に嬉しい出来事があったから気持ちが明るくなったのだと。

そのように、自分の内側の幸不幸は外側で起きることに原因があるのだと思い込んでいるのですが、そうとばかりは言えないという話です。

外側の出来事がきっかけになることは十分に考えられることですが、それは単なるきっかけに過ぎないのです。

それに対して、どのように反応するのかはその人の内側の状態によるということです。内側の状態とはなんでしょう?

それは、何に執着しているかということです。何を握りしめているかによって、それに応じた反応をしてしまうわけです。

もしも、自分は正しくあらねばならないというのを握りしめていたなら、正しくないことをした、あるいはされたということに対して、激しい反応をすることになります。

外側の出来事にばかり気を取られていたら、その反応(苦しみ)は実のところ、自分が握っていることからやってきたということに気付けないのです。

だから、その苦痛はいつまでも続くことになるでしょうね。何も握ることがなくなれば、物事はやって来てもすぐに過ぎ去っていくのみです。

だから自分の中には何も残らないのです。それが本当の平安だし、自由でいられるということなんですね。