20世紀最大の物理学者と言ったら、アインシュタインの名前を挙げる人が多いかもしれませんね。天才というだけでなく、どことなく愛嬌のある容姿も素敵です。
きっと彼は年中頭の中で、誰も気づいたことのない理論を考えていたのだろうなと想像できるのですが、実は非常に女癖が悪かったのです。
というと聞こえが悪いですが、女性がすごく好きと言い換えればいいのでしょうか。なんたって、ノーベル賞を受賞した時に、その賞金を奥さんへの慰謝料に当てたようです。
私はそうしたエピソードを聞いて、一瞬はびっくりもしたのですが、より彼の人間的なところに触れられた感じがして、よかったなと思うのです。
もう一人、量子論の元となる波動方程式を発見した、シュレディンガーという有名な学者がいたのですが、彼はもっと破天荒だったようで、あちこちの女性に自分の子供を産ませていました。
難しい顔をして、一人静かに数式と向き合っているイメージを勝手に持っていたので、これまた意外だったのです。
覚醒してしまった人は、醜いエゴが消えてしまった状態なので、物凄い人格者のような立ち振る舞いをするものだと想像してしまいますが、実際は人格が消えているので人格者でもありません。
私たちは知らぬ間に、自分に都合のいい期待をしてしまうということですね。私は、自分の期待を見事に打ち破ってくれる事実に出会うのが好きです。
なんだか、小気味いいし、自分の勝手な期待の馬鹿馬鹿しさにも気づけるからですね。