自由には2種類ある

誰もが不自由な生活から解放されて、より自由な人生を送りたいと思っています。人間という動物の本能かも知れません。

どういう時に不自由を感じるかというと、子供だったら親に就寝時間を決められていて、観たいテレビ番組を観ることができないとか。

年頃になったら一人で海外旅行に行きたいけど、危ないという理由で親に許可してもらえないとか。遊びたいのに受験勉強をしなければいけないとか。

大人になれば、嫌いな上司の言うことを聞かなければならないとか、離婚したいけど、生活能力がないから我慢してる等々。

不自由さのネタはいくらでも見つかります。ここで挙げたようなものは、外側からやってくる力に制圧されているようなものです。要するに、一つ目の自由とは外圧からの自由です。

けれども、本当は不自由さの原因は外圧ばかりではないのです。内側にも自分で自分を縛る仕組みがあるのです。

つまり、二つ目の自由とは内圧からの自由です。それは、言葉を変えれば自我からの自由ということなのです。

自分を縛って不自由にしているのは、自我である自分自身なのです。自我が自分を安心させておきたくて、さまざまな防衛を行うのですが、それには必ず自己犠牲という不自由さがついてくるのです。

先ほど上記した、上司の言うことを聞かねばならないとか、離婚できないというのは、自分を不安の中に投げ込むことを恐れているために起こることです。

子供の頃はともかく、大人になってからの不自由さのほとんどは自我が作り出していると思って間違いありません。外圧のせいにしていると、決して自由を勝ち取ることなどできないのです。

自分の自我が、どのようにして自分を縛り付けているかに気づいて、勇気を持って自分を解放してあげることができれば、自ずと自由はやってきてくれるでしょうね。

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